本記事は、2023年8月23日時点での設定方法です。
GoogleAnalyticsとは
Google Analytics(グーグルアナリティクス)は、Googleが提供する無料のウェブ分析ツールです。
このツールを使用することで、ウェブサイトに訪れたユーザーの行動を追跡し、詳細なデータと統計情報を収集します。
Google Analytics の主な機能と用途には以下のようなものがあります。
- ウェブサイトに訪れるユーザー数や訪問回数、滞在時間、ページビュー数などの情報取得。
- ユーザーがどの種類のデバイス(スマートフォン、タブレット、PC)を使用し、どの地域からアクセスしているかを知ることができます。
- ユーザーがウェブサイトにどのようにアクセスしているかを示す情報を提供します。たとえば、検索エンジン、直接のアクセス、ソーシャルメディア、リファラーサイトなど。
- ウェブサイトの特定の目標やキャンペーンに関連するデータを追跡し、カスタムレポートを作成できます。
- ユーザーが特定のアクション(例: ボタンクリック、ビデオ再生、フォーム送信)を実行したときのデータを収集できます。
- ウェブサイト上の目標達成やコンバージョン率を追跡し、マーケティング キャンペーンの効果を評価できます。
GoogleAnalytics権限付与とは
Google Analytics権限付与とは、Google Analyticsのアカウントやプロパティ内で、特定のユーザーに対してデータへのアクセス権限を設定することを言います。
権限を付与する階層はGA4以前は3カ所ありましたが、現在は「アカウント」「プロパティ」の2カ所となります。
※本記事は、2023年8月23日時点での設定方法です。
各階層毎に権限付与ができますが、「プロパティ」に権限付与がされた場合は「プロパティ」のみ与えられた権限の作業ができ、
「アカウント」に権限が付与された場合は、「アカウント」・「プロパティ」の両方での権限に対する作業が行えます。
権限の種類
標準の役割
- 管理者
- アカウントのすべてを管理できる権限。
- 編集者
- アカウントのすべてのデータと設定を編集します。ユーザーを管理することはできません。
- マーケティング担当者
- アカウントのオーディエンス、コンバージョン、アトリビューション モデル、ルックバック ウィンドウ、イベントを編集します。アナリストの役割を含みます。GA4 のみご利用いただけます。
- アナリスト
- アカウントのダッシュボードやメモなどの共有アセットを作成、編集します。閲覧者の役割を含みます。
- 閲覧者
- アカウントのレポートデータと構成設定を表示します。
- なし
- 役割が割り当てられていません。
データの制限(GA4 プロパティのみ)
- コスト指標なし
- アカウントの費用関連の指標へのアクセス権はありません。GA4 のみ参照できます。
- 収益指標なし
- 収益関連の指標へのアクセス権はありません。GA4 のみ参照できます。
GoogleAnalytics 権限付与手順
アカウント管理画面にアクセス
Google Analyticsにログインしてください。
ログイン後、画面左下の赤枠をクリックしてください。
役割とデータ制限の追加画面にアクセス
アカウントに対して権限を付与したい場合は、赤枠アカウントのアクセス管理をクリック
プロパティに対して権限を付与したい場合は、青枠プロパティのアクセス管理をクリック
アクセス管理一覧が表示されますので、画面右上の「+」をクリックしてユーザーを追加をクリックしてください。
GoogleAnalytics権限付与を付与する
- メールアドレスの入力
- 新規ユーザーにメールで通知する(チェック推奨)
- 直接の役割とデータ制限を選択
- 画面右上 追加ボタンをクリック
- GoogleAnalytics権限付与、追加完了
以上で権限付与完了となります。
よくあるご質問
-
Googleアナリティクスの権限を確認する方法は?
-
アカウント管理画面より、確認したい階層のアカウントのアクセス管理をクリックします。
アカウント一覧が表示されますので、対象のユーザーの役割とデータ制限をご確認することができます。
-
Googleアナリティクスのアカウントはいくつまで作れますか?
-
アカウントの最大数は、100個となります。
プロパティの最大数は、50個となります。ひとつのサイトに対して、複数のアカウントを作成することも可能ですので、プロパティが足りなくなった場合にアカウントを作成して対応することも可能です。
-
GA4でアカウントに対して付与できるユーザー上限はいくつですか?
-
アカウントの最大数は、100ユーザーとなります。
プロパティの最大数は、50ユーザーとなります。
-
GA4の無償版の上限は?
-
無償版・有償版の比較は下記の表となります。
機能 無償版
Google アナリティクス 4 プロパティ(標準)有償版
アナリティクス 360 の Google アナリティクス 4 プロパティイベント パラメータ イベントごとに 25 個 イベントごとに 100 個 ユーザー プロパティ プロパティあたり 25 個 プロパティあたり 100 個 イベント スコープのカスタム ディメンションとカスタム指標 プロパティごとにイベント スコープのカスタム ディメンション 50 個
プロパティごとにイベント スコープのカスタム指標 50 個プロパティごとにイベント スコープのカスタム ディメンション 125 個
プロパティごとにイベント スコープのカスタム指標 125 個アイテム スコープのカスタム ディメンション プロパティあたり 10 個 プロパティあたり 25 個 コンバージョン 30 50 オーディエンス 100 400 データ探索 ユーザーあたり、プロパティごとに 200 件まで作成可
プロパティごとに 500 件まで共有可ユーザーあたり、プロパティごとに 200 件まで作成可
プロパティごとに 1,000 件まで共有可データ探索のサンプリングの上限 クエリごとに 1,000 万件のイベント クエリごとに 10 億件のイベント 非サンプリング データ探索 利用不可 非サンプリング データの結果: プロパティごとに 1 日あたり最大 500 億件のイベント API 割り当て
ほとんどの場合、リクエストで使用するトークンは 10 個未満です。1 日あたり 25,000 トークン 1 日あたり 250,000 トークン データの保持 最長 14 か月
オプション: 2、14 か月
大きいプロパティと特大プロパティは 2 か月に制限されています最長 50 か月
オプション: 2、14、26、38、50 か月
特大プロパティ: 2 か月BigQuery Export 1 日のエクスポート: 100 万件のイベント
ストリーミング エクスポート: 無制限1 日のエクスポート: 数十億件のイベント
ストリーミング エクスポート: 無制限1 ユーザー 1 日あたりのイベント(アプリデータ ストリームの場合) 500 件 2,000 件 イベント名で区別されるイベント
ウェブデータ ストリームの場合: 上限なしアプリ インスタンスあたり 500 件
(アプリデータ ストリームの場合)アプリ インスタンスあたり 2,000 件
(アプリデータ ストリームの場合)データ インポート 手動アップロード: プロパティごとに 1 日あたり 120 件
保存容量の制限: プロパティあたり 10 GB手動アップロード: プロパティごとに 1 日あたり 120 件
保存容量の制限: プロパティあたり 1 TB出典:Google公式アナリティクスヘルプ 上記の表以外にも、いくつかの機能が有償版にはあります。