「サイト全体を、『https』にする事が、ＳＥＯ対策（検索順位に）に影響しますか？」
と言ご質問を最近よく頂きます。
ウィルス感染や、情報管理等、”セキュリティ”に関する意識が向上してきたので、このようなご質問を頂く事が増えてきたようです。
今回は、httpsに関しておさらいしながら、ＳＥＯ対策への影響をご説明させて頂きます。
- httpsとは？
- httpsはＧｏｏｇｌｅのランキングに影響するの？
- httpからhttpsに変更する際にＳＥＯ的に必要なチェック項目
httpsとは？
「Hypertext Transfer Protocol over Secure Socket Layer」の略称です。
通常のhttp（Hyper Text Transfer Protocol ）にセキュリティ機能「Secure Socket Layer(SSL)」を追加し、情報漏洩防止に活用されています。
【ＳＳＬを使用すると】
1. URL がhttpsから始まります。
2. サイトを認証している証明書が発行されます。
※httpsが適用されたホームページには、第三者機関から安全性を認証した「サイト証明書」が発行されています。
鍵マークをクリックで証明書の内容を確認することができます。
3. URLの左に鍵マークが表示されます。
※ブラウザによって、表示されるカギマークが異なりますが、同じ意味です。
httpsはＧｏｏｇｌｅのランキングに影響するの？
これは、Ｇｏｏｇｌｅのページを見て頂いた方が早いかと思います。下記、リンクからご確認ください。
という記事が、更新されています。
ですので、httpsに切り替える事によって、検索順位への良い影響が期待できます。
ＳＥＯ対策に有効かどうかという視点よりも、安全性の向上、情報漏洩の防止にもつながりますので、そういった視点でも、ご検討いただく価値が十分にあります。
httpからhttpsに変更する際にＳＥＯ的に必要なチェック項目
◎httpsにリダイレクト設定をしましょう！
httpsに切り替える際、はじめに行うべきことがリダイレクトの設定です。
httpでアクセスされた場合でもhttpsにリダイレクトされるように設定をまず行ってください。
【サイト内部】
・canonicalのURLをhttps付きのURLに変更しましょう。
・内部リンクのURLをhttps付きのURLに変更しましょう。※絶対パスでの記述時に必要。
・画像URLをhttps付きのURLに変更する※絶対パスでの記述時に必要。
・sitemap.xmlのURLをhttps付きのURLに変更する
・Adsenseやその他アフィリエイトのコードをhttps付きのURLに変更する
・プラグインの検証
【サイト外の広告設定等】
・アカウント管理画面にて、出稿URLをhttps付きのURLに変更
→Googleアドワーズ/Ｙａｈｏｏ！リスティング/アフィリエイト広告等
◎Search Console
・https付きのドメインを新たに登録
・sitemap.xmlの追加
・被リンクの否認リストの再アップロード
◎ソーシャルボタンのカウントが消える
URLが変わるのでソーシャルボタンのカウントも0になります。
残す方法としては、ogpタグに過去のhttp://のURLを指定することで対応可能です。
<meta property="og:url" content="http://example.com/old" />
簡単にまとめましたが、しっかりと準備をして移管作業を行ってください。
ＳＥＯ的にというよりも、安全対策としての実施を意識してみてください。
